TRICK STAR的NinjaH2とH2R⑧　〜ECU編〜

TRICK STAR的NinjaH2とH2R①
TRICK STAR的NinjaH2とH2R②
TRICK STAR的NinjaH2とH2R③
TRICK STAR的NinjaH2とH2R④

過去の記事でも御説明したH2とH2Rの違い。

勿論、ECUも違います。

川崎重工がその最高出力に焦点を当て、
持てる技術を集結して開発したH2Rに対して
それを公道走行可能としたH2。

ある意味MotoGPマシンを上回るような性能を持つH2Rを、
公道走行可能にしてしまったH2の方が川崎重工に取っては難題だったかもしれません。

H2Rでの限界走行とH2でのサーキット走行。
H2RのマフラーをH2に換装してテストを行う等、これまでTRICK STAR内で行って来たH2R/H2の開発において、
確信した点。

「H2とH2Rの差は、そのほとんどがECUによる電気的制御」

H2にH2Rのフルエキゾーストをつけた物と、H2Rの違いがこちら。

スロットルボディは共通で、この条件だとエキゾーストまで同じなわけですから、
カムとエアダクトの違いでここまで差がつくはずがありません。

H2は10,000回転からは全開になっていないと考えるのが妥当でしょう。
H2Rとの差を見る限り、それは10,000回転から14,000回転まで、回転を上げる程に強く制御されていると考えられます。

TRICK STAR Racingとして
鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本選手権を主戦場として2004年からECU開発を始め、
2009年には鈴鹿8耐２位入賞。
2013年はフランス・ルマンで24時間耐久レースを戦い抜き
2015年はアジア各国で実走に基づく知識と経験を蓄積し、クラス最速のECUを作成してきたTRICK STARです。

H2にかけられた様々な制御を解除し、空燃費、進角・遅角等を最適化したセッティングに補正したECU。

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出しますよ！！！

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