FIM アジアロードレース選手権開幕!!見所解説!!
いよいよ本日からFIM アジアロードレース選手権が開幕致します!!
インドネシアのセントゥールサーキットでのMotoGPの開催案と、
それに伴うサーキットの改修案が二転三転していた影響で遅れていた年間スケジュールも、つい先日やっと発表されました。
そしてそこには事前情報には無かったINDIAの文字が!!
昨年開催されたカタールラウンドが無くなり、今年はなんとインド開催!!
スタッフ一同、不安と期待と不安と不安な気持ちで度肝を抜かれている所です。
今回は、今年の見所につながるポイントを
去年からの流れと共にまとめておきます。
TRICK STAR Racingの参戦するAP250クラスは昨年度新設されたクラスになる為、
昨年は2戦毎にレギュレーションの見直しが行われました。
主には単気筒エンジンと二気筒エンジンのハンデ差を適正にする為の物で、
シーズン序盤は単気筒エンジンに圧倒的に有利な重量差だったのが
終盤に改定されたというのが現実です。
ARRCは予選と決勝2レースを1セットのタイヤで走行する為、
シーズン序盤は予選走行が終わった時点で単気筒エンジンとニ気筒エンジンの車両のタイヤの消耗の差が目視でも明らかな差がありました。
この重量差の改定は、山本選手以外の単気筒エンジンの車両が他を大きく引き離して走行していたシーズン序盤から、単気筒、ニ気筒入り混じっての混戦となっていたシーズン終盤のレース状況から見ても、適正な物だったと思われます。
そして、今シーズンは各走行毎に新品タイヤが3セットまで使用可能になりました。
これは昨シーズンの状況を考えると非常に大きなレギュレーションの変更で、
より、公平なレースとなり、マシンの性能、ライダーのスキルが公平な条件の元争われるレースとなります。
そしてもう一つ。
昨シーズンから改定された今シーズンのレギュレーションの中で、
タイヤの他に走行に影響する最も大きな物がラムエアボックス、ラムエアダクト設置の許可です。
600cc,1000ccのSS車両には純正採用されているラムエアボックス、ラムエアダクトですが、これはストレートで走行風を利用してラム圧を使い大量の空気をエンジンに送り込むシステム。
昨年時速193キロのストレートスピードでクラストップを記録していた
TRICK STAR Racing Ninja250のストレートスピードを更に上のステージへと引き上げる可能性のあるレギュレーションです。
ZX-10Rでのレース経験も豊富なTRICK STAR Racingではオフシーズン、これらの開発に着手。更なる軽量化と合わせて鈴鹿サーキットでのテストを繰り返した上でマシンを仕上げ、今シーズンに臨みます。
3月22日から24日はマレーシアのジョホールサーキットでテスト走行が行われました。
昨年のマレーシアラウンドはセパンサーキットで行われた為、このチームとしては初めてのサーキットです。
TRICK STAR Racingからは
昨年度チャンピオンのゼッケン1番 山本剛大選手
昨年度ランキング5位で、YAMAHA YZF-R25から乗り換えのゼッケン82番 田中歩選手。
以上2名のライダーで臨みます。
山本選手は初走行のサーキットでも抜群のセンスを見せつけPractice1からトップタイムを計測し、その後も安定したアベレージでタイムを刻みながらタイムアップ。
田中選手は、YZF-R25からの乗り換えによるマシンへの順応に集中し、
テスト終盤には序盤から3秒近くタイムを上げる等、さすがの適応力を見せました。
各チーム山本選手に対する非常に厳しいマークと、
山本選手のスリップストリームを使ってタイムを出す中で
両選手自分の走行に集中し、マシンの状態と初めてのコースでの走行ラインを確認。
余裕を持って様々なセッティングを確認する等、非常に充実したテストとなりました。
昨年終盤から徐々に上位に食い込み、テストでも好タイムを連発し始めたYamaha YZF-R25
昨シーズン、TRICK STAR Racingと共に表彰台をほぼ独占したHONDA CBR300R
そして、ディフェンディングチャンピオンの山本選手と、
山本選手、HONDA勢に続くランキング5位で昨シーズンを終えた田中歩選手を擁するTRICK STAR Racing
まだ、シーズン開幕前のテストでの様子ですが、早くも激戦の様相を呈してきました。
3月30日(水)
車検
ライダースブリーフィング
3月31日(木)
09:10-09:40(日本時間10:10-10:40) Practice1
11:20-11:50(日本時間12:20-12:50) Practice2
14:50-15:20(日本時間15:50-16:20) Practice3
4月1日(金)
09:50-10:20(日本時間10:50-11:20) 予選
14:40- (日本時間15:40- ) 決勝Race1
4月2日(土)
11:30-11:40(日本時間12:30-12:40) ウォームアップ走行
14:40- (日本時間15:40- ) 決勝Race2
いよいよ開幕です!!
レースの様相はリアルタイムでライブ配信が行われると思いますので、分かり次第随時発表していきます!!
http://www.eversport.tv/motorsport/asia-road-racing-championship
https://www.youtube.com/user/AsiaRoadRacing