2021 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第 5 戦 第 53 回 MFJ グランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 JSB1000 結果報告


■ 第 5 戦  三重県 / 鈴鹿サーキット

■ 開催日  2021 年 7 月 17 日 ~18 日

■ チーム名    EVA RT 初号機 Webike TRICKSTAR

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ライダー:#31 大久保 光

予選(レース 1/ レース 2):  12 位 /10 位

レース1:9 位

レース2: 10 位

普段電気バイクを駆り MotoE で戦う大久保選手にとってこのレースウィークが今年初のエンジン車でのレースと なった。そんな中、チームはタイヤメーカーをブリヂストンタイヤに変更。今回のウィークが初乗りとなり、手探り の状態からウィークをスタートしました。 木曜日、金曜日の公式練習ではブリヂストンタイヤでのデータが何もない 0 の状態からセットアップを始めていきま した。順位やタイムこそ振るわなかったものの、翌日に控えた予選、決勝に向けて着実に仕事を進めていきました。

 

17 日 / 予選  12 位  タイム 2 分 08 秒 796

前日の公式練習から更にセッティングを変更して挑んだ公式予選、40 分間の予選ではまだまだセットアップの時間 が足らない大久保選手は予選前半はセットアップに集中すると割り切りコースイン。1周目から前日までのベスト タイムと同等のタイムを記録する、さらに大幅にタイムを詰めるものの赤旗で一時中断となる。 赤旗から予選が再スタートすると、少し遅れてコースイン。クリアラップを確保して単独へのタイムアタックへと 入る。大久保選手は前日までのタイムを約2秒更新する2分 09 秒 3 を記録する。そこから更にセクター 1 でタイム を詰めていくが、2度目の赤旗により再度、予選が中断となる。 予選再開と共にタイヤを新品に履き替えて最後のタイムアタックへと入る、赤旗 中断前のベストタイムのペースを大幅に更新するペースでセクター 1、セクター 2 を通過。その後ヘアピンで小さなミスがあったものの、チームベストを更新する 2分 08 秒 796 を記録して 12 位で予選を終える。

 

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17 日 / レース1  9 位

レース 1 はドライコンディションの中 14 周で行われました。 4 列目右側の 12 番グリットから好スタートをきった大久保選手は 3 ポジションアップの 9 位で 1 周目を終える。 2 周目、3 周目と一つずつポジションを落として 11 位となるが 4 周目に上位の 選手の転倒とマシントラブルによるスローダウンがあり 9 位にポジションを上 げる。この上位選手の転倒によりレースにセーフティーカーが介入となる。3 周 のセーフティーカーランの後に残り周回数 6 周にて再開となる。 レース再開後#13 号車との激しい 8 位争いとなるが最終的にシングルフィニッシュ となる 9 位でレースを終える。

 

 

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18 日 / レース 2  10 位

前日のレース 1 で出た問題点を修正してレース 2 に臨みました。レース 2 に向けて の大きな変更点はフューエルタンクの変更です。前日までは耐久タンクを使用して いましたがポジション改善の参考にするため、ノーマルタンクを使用してレース 2 を走ります。 レース 2 はレース 1 同様ドライコンディションの中、レース 1 より 2 周多い 16 周 で行われました。 まずまずのスタートを切り 11 位で 1 コーナーに進入し、持ち前の 1 周目の速さを活かして 8 位で 1 周目を終える。 2 周目、3 周目と思うようにペースが上がらず 12 位までポジションを落としてしまう。 5 台での 10 位争いとなり 6 周目には再び集団の先頭 10 位までポジションを挽回したものの 10 周目にはタイヤ温存& 体力温存のために一旦集団の後方 14 位まで順位を落とす。 ラスト 5 周に入った所で再びペースを上げ 12 位に、ラスト 4 周で再び集団のトップ 10 位までポジションを上げる 最後はレース 1 同様に #13 号車とのバトルとなり 0.070 秒の僅差で勝利し、10 位でチェッカーを受ける。

 

 

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大久保 光選手コメント

今回は、鈴鹿 8 耐を見据えた参戦となりましたがレースウィークを通して様々なことを試す事 ができたのでレースの結果以上に得れたものは大きいと思いました。 私自身も久しぶりの全日本ロードレースへの参戦でしたが、チームスタッフをはじめとする 関係者の皆様のおかげでしっかりアジャストしていくことができたと思います。 ほぼ初めてとなる 1000cc でのスプリントレース、またレースウィークから初めて一緒にレース をするチームとバイクに正直不安はありましたがチームの皆様がサポートしてくれたお陰で素晴 らしいレースウィークとなりました。 予選ではチームと話していた目標タイムである 2 分 8 秒台を達成し、2 分 8 秒 7 までタイムをつ めることができました。 レース 1、レース 2 ともにレギュラー参戦ライダーと戦う事で自分のバイクの良いところや、負 けているところがとても良く分析することができ、鈴鹿 8 耐に向けたデータをしっかりと取得す ることができました。 次回の 8 耐テストまでに多くの課題を作ることができましたので、その課題を解決することで 鈴鹿 8 耐では更に飛躍した走りを皆様にお見せすることが出来ると思います。 最後になりますがチーム、スポンサーの皆様、ファンの皆様、本当にありがとうございました。

 

鶴田竜二 監督コメント

チームとしては、久しぶりの全日本ロードレース選手権に参戦となりました。 今回、大久保選手を起用させて頂き、当初の目標であるトップ 10 以内完走と、ベストタイム を 2 分 8 秒台に乗せると言うミッションは達成されチーム的には非常に良い結果を得られた と感じております。 はじめは彼自身 JSB1000 クラスでのレース参戦経験が少ないので、若干の心配はありましたが レース 1 を終了した時点でそれはクリアとなりました。 もともと鈴鹿 8 時間耐久ロードレースへの参戦を目指して彼にオファーをさせてもらいました ので、8 時間耐久レースに向けて良いデータが取れ、良い形で準備に移る事が出来ます。 また今回から私達をサポートして頂ける事となったブリヂストンタイヤの影響は大きかったです。 とても助かりました。 今回の私達のレースに携わった全ての皆様に、とても感謝しております。 まだまだ新型コロナウイルス感染の問題で大変な世の中ですが、こうしてレースが行えた事に感 謝しつつ、私達が出来る事をしっかりと考え取り組んで参りたいと思います。

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